長崎電気軌道2

長崎電軌(２)

撮影：2007～2014年制作：2023/1
目の前をピカピカの213号が駆け抜けていきました。　2014/4/15, 長崎駅前

前作に続き、2007年と2014年に長崎電軌軌道を訪問した時の写真をご覧下さい。本稿で取り上げた電停名を地図に記入してあります。
	[1]系統が北の終点・赤迫に向かって行くところを先行車から撮影しました。この辺りは市の中心から離れたところにある繁華街で、後方に商店街のアーケードが見えます。電停を左に入るとさらにアーケードが続き、住吉神社の参道に至ります。 2007/2/3, 住吉
	上掲の南、昭和町通の電停から南側、千歳町方面を見ています。低床式連接車の3000形がやってきました。これは2005年に造られた第2編成です。昭和町通の電停は北行きしか無く、南行きは通過します。この付近の国道206号は道幅が狭く、交通渋滞を避けるためです。
	さらに南に下がった所で、北側を見ています。丘の斜面にぎっしりと住宅が建っています。若葉町～千歳町
	上掲と同じ場所で[3]系統同士のすれ違いを撮影しました。左の377号はサントリーの缶コーヒーBOSSの広告電車で、下半分が群青色になっています。
	岩屋橋の南です。ここから浜口町までの区間は国道206号から外れて、専用軌道になります。線路脇に花壇があり、パンジーが咲いていました。 2007/2/3, 岩屋橋～浦上車庫前 ※この花壇、今は撤去されています。
	上掲の西、専用軌道を走る1301号です。旧型車の台車や機器を流用して軽快電車風の車体を新造した、いわゆる車体新造車の第2グループで、1987年に造られました。奥に見える白い建物が長崎電軌の本社です。　2007/2/3
	浦上車庫前の「踏切」を走るオリジナル塗色の374号です。370形は左右非対称で登場した360形の増備車で、1962年製です。方向幕の両脇に赤い尾灯があるのが特徴です。
	宝町の電停を出て、長崎駅前方面に向かう[1]系統です。浜口町から南の区間は再び国道206号上を走ります。道路幅は広く、交通量も多くなっています。 2014/4/15, 宝町
	長崎駅前の三叉路を公会堂前方面に向かう[3]系統です。 1304号は旧部品流用の車体新造車ですが、紅白の塗色で外観的には軽快電車のように見えます。 2014/4/15, 長崎駅前
	上掲と同じ場所で、連接車の3001編成を撮影しました。側板を上部に延長して、下から見たときに屋根上の機器類をカバーする構造になっています。「長崎がんばらんば国体2014」の広告がラッピングされています。
	長崎駅前の三叉路には歩道橋があり、上掲の分岐線と築町方面への直進線の両者を見ることができます。通過する本数が多いので、様々な車両を短時間に撮影できました。
	長崎駅の改札口に続く歩行回廊をバックに走る、広告電車の1301号です。撮影年が異なるので広告主が変わっています。
	営業車両では最古参の200 形です。1950年の製造で、1988年に冷房化に伴う車体更新がなされました。クリーム色と緑色の塗り分けが、小型車にぴったりの配色です。
	広告電車の363号を流し撮りしてみました。冒頭の写真も併せてご覧下さい。
	長崎の中心街、西浜町の交差点です。奥が思案橋から正覚寺下方面になります。丸山遊郭跡や崇福寺、浜んまちアーケード街など人気の観光スポットがあり、大変賑やかなところです。 T字になっている線路は、どの方向へも進行可能で、手前は直進する[5]系統です。 2007/2/3, 西浜町
	同上交差点で[4]系統同士のすれ違いを撮影しました。2023年現在、[4]系統は朝夕わずか数往復のみの運転ですが、撮影当時は頻繁に運転されていました。
	上掲交差点を左折する[1] 系統です。 1203号は1982年製の車体新造車ですが、2004年に間接制御方式に改造されました。この時、床下の抵抗器が屋根上の端に移設されています。写真では左端ですので、少々見にくいかも知れません。
	同じく交差点を通り抜ける3000形連接車の第3編成です。乗降時の段差が小さいことからリトルダンサーの名前が付けられています。2台車3車体の連接車ですが、台車は前後の車体にあり、中間車はフローティング構造になっています。これでお目当ての3000形に全て出会うことが出来ました。
	西浜町のとなり、築町の電停です。中華街が広がっていて、異国情緒が味わえます。2018年8月の改正で、観光客への配慮から新地中華街に改名されました。車両は1993年製造の車体新造車、1503号です。基本仕様は1300形と同一ですが、正面のライトが横並びになっているのが特徴です。
	オマケです。上掲のすぐ近く、新地の中華街で一服しました。日本では目にすることが稀な、中国山東省の青島ビールが出てきました。さすが中華街ですね。最後までご覧頂き、ありがとうございました。ご意見、ご感想は下記のバナーから↓