伊予鉄道松山市内線

撮影：2006年　制作：2022/11/18

南堀端, 2006/10/9
松山市内線は伊予鉄道が運営する全長9.6kmの路面電車、軌間は1, 067mmです。開業は1895年、古町から道後温泉に至る軌間762mmの軽便鉄道がルーツです。地図に示すように区間ごとに路線名が付いていますが、これらは建設された時期と会社の違いによるものです。運行は伊予鉄道松山市駅を中心に、道後温泉方面と市内循環線など5系統があります。 [1] 松山市駅～JR松山駅前～大街道～松山市駅 (環状線右回り) [2] 松山市駅～大街道～JR松山駅前～松山市駅 (環状線左回り) [3] 松山市駅～大街道～道後温泉 [5] JR松山駅前～大街道～道後温泉 [6] 松山市駅～本町六丁目　　　　　　　　　※YAHOO地図を使用、一部加工しました。
	松山城のお堀に沿って線路が敷設されています。緑が豊かな風景の中を、特産のみかんに因んだオレンジ色の電車が走っています。車両は松山市内線の主力、50形の70号です。 2006/10/8, 南堀端
	奥道後観光の大型バスと並んだ50形の67号です。電車が小さく見えます。勝山町
	ドームのある歴史的な建造物は、1929年竣工の愛媛県庁です。新型の超低床電車、2100形との対比が一幅の絵になりました。巻き込み防止の台車カバーが特徴です。県庁前
	2100形は2002年に登場したVVVF制御の高性能電車です。ブルーの座席は瀬戸内の海をイメージしたものです。 2103号車内
	終点の道後温泉駅です。明治時代の姿を忠実に再現して、1986年に再建されました。車両は2000形、元京都市電です。伊予鉄道へ5両が譲渡されました。京都時代の車両番号がそのまま使われています。道後温泉
	広い通りから路地裏のようなところへ、環状線の電車が入ってきました。平和通一丁目
	環状線の走る城北線は、専用軌道になっています。単線ですが、右回りと左回りが交互に運転されています。宮田町
	JR松山駅前で夕日に輝く50形のサイドビューを撮影しました。 JR松山駅前
	50形の夜景です。画面左上にライトアップされた松山城の天守が見えます。市役所前
	道後温泉駅を再訪しました。夜になると駅舎のレトロ感が一層強くなります。
	同上、乗車ホームです。温泉帰りの乗客が夜遅くまで電車を利用しています。
	伊予鉄道名物の坊ちゃん列車です。夏目漱石の小説に登場する "マッチ箱のような汽車"をそっくり再現して、2001年に登場しました。クラウス1号機関車のレプリカで、ディーゼルエンジンで動きます。
	坊ちゃん列車が交差点を曲がるところです。客車の屋根に付いている梯子状のビューゲルは、トロリーコンタクターを動作させて信号を切り替えるものです。ちょっと違和感がありますが、分岐の交差点以外では折り畳んでいます南堀端
	坊ちゃん列車には2編成があり、前面窓と煙突などの形状が異なります。こちらは14号のレプリカで、2002年に増備されました。客車も大型です。県庁前
	お堀の西側を走る本町線です。終点の本町六丁目まで、ずっと単線が続いています。1911年に旧松山電気軌道が1,435mmの標準軌で開業、伊予鉄道へ合併後1,067mmに改軌しました。旧道後鉄道の城北線とは繋がっていません。 2006/10/9, 本町一町目～本町三丁目
	50形電車は、1951年から63年にかけて28両が造られました。製造年により様々な種類があります。これは1963年製の最終タイプです。西堀端
	50形の中では異端の66号です。1962年製の軽量モノコック構造で、側面に補強のリブが付いています。背景の愛媛新聞社社屋は、撮影後の2008年に建て替えられ、タワーのある8階建てビルになっています。西堀端～大手町駅前
	この日は祝日でしたが、休まずに保線作業をする係員の姿が印象的でした。正面奥がJR松山駅です。西堀端
	伊予鉄道と言えば、鉄道線と軌道線の平面交差が有名です。市内線は信号に従って、鉄道線(高浜線)の通過を待ちます。大手町駅前
	伊予鉄道の本社上階から平面交差を俯瞰しました。日本では極めて珍しい、直交するダイヤモンドクロスです。
最後までご覧いただきありがとうございました。相互リンクしている津島軽便堂写真館様のホームページに、松山市内線の記事が掲載されています。素晴らしい写真が多数ありますので、訪問されることをお勧めします。

南堀端, 2006/10/9
松山市内線は伊予鉄道が運営する全長9.6kmの路面電車、軌間は1, 067mmです。開業は1895年、古町から道後温泉に至る軌間762mmの軽便鉄道がルーツです。地図に示すように区間ごとに路線名が付いていますが、これらは建設された時期と会社の違いによるものです。運行は伊予鉄道松山市駅を中心に、道後温泉方面と市内循環線など5系統があります。 [1] 松山市駅～JR松山駅前～大街道～松山市駅 (環状線右回り) [2] 松山市駅～大街道～JR松山駅前～松山市駅 (環状線左回り) [3] 松山市駅～大街道～道後温泉 [5] JR松山駅前～大街道～道後温泉 [6] 松山市駅～本町六丁目　　　　　　　　　※YAHOO地図を使用、一部加工しました。
	松山城のお堀に沿って線路が敷設されています。緑が豊かな風景の中を、特産のみかんに因んだオレンジ色の電車が走っています。車両は松山市内線の主力、50形の70号です。 2006/10/8, 南堀端
	奥道後観光の大型バスと並んだ50形の67号です。電車が小さく見えます。勝山町
	ドームのある歴史的な建造物は、1929年竣工の愛媛県庁です。新型の超低床電車、2100形との対比が一幅の絵になりました。巻き込み防止の台車カバーが特徴です。県庁前
	2100形は2002年に登場したVVVF制御の高性能電車です。ブルーの座席は瀬戸内の海をイメージしたものです。 2103号車内
	終点の道後温泉駅です。明治時代の姿を忠実に再現して、1986年に再建されました。車両は2000形、元京都市電です。伊予鉄道へ5両が譲渡されました。京都時代の車両番号がそのまま使われています。道後温泉
	広い通りから路地裏のようなところへ、環状線の電車が入ってきました。平和通一丁目
	環状線の走る城北線は、専用軌道になっています。単線ですが、右回りと左回りが交互に運転されています。宮田町
	JR松山駅前で夕日に輝く50形のサイドビューを撮影しました。 JR松山駅前
	50形の夜景です。画面左上にライトアップされた松山城の天守が見えます。市役所前
	道後温泉駅を再訪しました。夜になると駅舎のレトロ感が一層強くなります。
	同上、乗車ホームです。温泉帰りの乗客が夜遅くまで電車を利用しています。
	伊予鉄道名物の坊ちゃん列車です。夏目漱石の小説に登場する "マッチ箱のような汽車"をそっくり再現して、2001年に登場しました。クラウス1号機関車のレプリカで、ディーゼルエンジンで動きます。
	坊ちゃん列車が交差点を曲がるところです。客車の屋根に付いている梯子状のビューゲルは、トロリーコンタクターを動作させて信号を切り替えるものです。ちょっと違和感がありますが、分岐の交差点以外では折り畳んでいます南堀端
	坊ちゃん列車には2編成があり、前面窓と煙突などの形状が異なります。こちらは14号のレプリカで、2002年に増備されました。客車も大型です。県庁前
	お堀の西側を走る本町線です。終点の本町六丁目まで、ずっと単線が続いています。1911年に旧松山電気軌道が1,435mmの標準軌で開業、伊予鉄道へ合併後1,067mmに改軌しました。旧道後鉄道の城北線とは繋がっていません。 2006/10/9, 本町一町目～本町三丁目
	50形電車は、1951年から63年にかけて28両が造られました。製造年により様々な種類があります。これは1963年製の最終タイプです。西堀端
	50形の中では異端の66号です。1962年製の軽量モノコック構造で、側面に補強のリブが付いています。背景の愛媛新聞社社屋は、撮影後の2008年に建て替えられ、タワーのある8階建てビルになっています。西堀端～大手町駅前
	この日は祝日でしたが、休まずに保線作業をする係員の姿が印象的でした。正面奥がJR松山駅です。西堀端
	伊予鉄道と言えば、鉄道線と軌道線の平面交差が有名です。市内線は信号に従って、鉄道線(高浜線)の通過を待ちます。大手町駅前
	伊予鉄道の本社上階から平面交差を俯瞰しました。日本では極めて珍しい、直交するダイヤモンドクロスです。
最後までご覧いただきありがとうございました。相互リンクしている津島軽便堂写真館様のホームページに、松山市内線の記事が掲載されています。素晴らしい写真が多数ありますので、訪問されることをお勧めします。