富山地鉄(2)新型車両

撮影：2010～2018年　制作：2021/5

富山城を背に走る9001号です。2009年12月に丸の内～西町に新線が開通して、市内環状運転が始まりました。9000形はこの環状線用に導入され、セントラムの愛称があります。
2010/1/31, 国際会議場前

粉雪の中を走る9001号です。9000形は2車体の低床式連接車で、3編成があります。
2012/2/1, 桜橋

凍てつく街を走る9003号です。真っ黒な車体を雪明かりの中で撮影しました。
2012/1/31, 荒町

同じく9003号、夕方に黒い車体を撮影するのは難しいのですが、デジタル技術の発達で誰でも簡単に撮れるようになりました。
丸の内
　　

9000形の車内、連接部です。2車体2台車の特殊な構造で、連接部に台車はありません。
ボンバルディア社のライセンス生産で、岡山のMOMOも同じ構造です。

こちらは8000形です。丸みを帯びた車体に大型の窓を採用したデザインで、1993年に5両が造られました。前回ご紹介した7000形の非冷房車を置き換えて、全車両の冷房化を実現しました。
2012/2/1, 桜橋

とんでもない横殴りの雪が舞う中、サントラムの愛称があるT100形がやってきました。2010年に造られた3車体の連接車で、中間車には台車がなく、フローティング構造になっています。何だか歯をくいしばって頑張っている人の顔に見えてきます。
2012/2/1, 桜橋

T100形の車内です。手前の車体から中間車とその奥の先頭車を見ています。9000形と比較すると、連接部の幅が広いので開放感のある印象を受けます。

ここからは2018年の訪問です。2015年3月、北陸新幹線開業に合わせて、新しい富山駅ビル内に線路が延長されました。走っているのはセントラムの9002号、これで3編成の白、銀、黒の3色が揃いました。
2018/10/14, 富山駅

富山駅の電停ホームに進入するセントラムの9001号です。

富山駅ホームで発車を待つサントラムのT103号です。T100形は増備されて、現在4編成まであります。

新しくできた富山駅ホームの様子です。モダンな感じがしますね。
※この時は行き止まりでしたが、2020年3月に駅構内を貫通する線路が完成して、富山ライトレールの線路と直結されました。残念ながらまだ訪問しておりません。

夕暮れの富山駅前で、代表的な新型車両の姿を撮影しました。これは9003号、全長18mの連接車体を折り曲げて、カーブを通過します。

こちらはサントラムのT103号です。LEDの行き先表示が文字化けしないように、ズーミングの技法で撮影しています。

8002号です。シングルアームのパンタがよく似合い、クリームを基調とした配色が素敵です。特に夕方は、大型の窓を通して室内の雰囲気が伝わってきます。

8003号を流し撮りしてみました。流し撮りは、背景に明るい場所を選ぶのがコツです。